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第6回防水工事雑学講座

皆さんこんにちは!

有限会社ベストテクノ、更新担当の中西です。

さて今回は

~調合~

ということで、塗料調合の重要性、注意点、現場での実践方法について掘り下げて解説します。

 

防水工事の仕上がりや耐久性に大きな影響を与える要素のひとつが「塗料の調合」です。正確な調合は、塗膜の性能を最大限に引き出し、建物を長期間にわたって雨や湿気から守る基盤となります。


防水塗料の基本構成

一般的に防水用塗料は以下の要素から構成されています

  • 主材(ベースレジン):ウレタン系、アクリル系、エポキシ系など。防水性能の核。

  • 硬化剤:反応型塗料に使用。主材との化学反応で硬化。

  • 添加剤・顔料:耐久性、粘度、色合いなどを調整。

  • 希釈剤(必要な場合):粘度を下げて施工性を高める。


なぜ調合が重要なのか?

1. 塗膜性能の最大化

主材と硬化剤の比率が不適切だと、十分な防水性が得られない、または塗膜が柔らかすぎたり硬化不良を起こす原因になります。

2. 施工トラブルの防止

調合不良は、乾燥不良・剥がれ・膨れ・ひび割れといった施工不良を引き起こす最大の原因の一つです。

3. 長期保証への対応

調合比をメーカー指定通りに守ることで、材料保証・製品保証の条件を満たすことができ、安心を提供できます。


調合時のポイント

● 正確な計量がすべての基本

  • デジタルスケールを使い、1g単位での精密な計測を行う

  • “目分量”や“感覚”は厳禁

● 気温・湿度に合わせた調整

  • 高温・低温下では硬化反応速度が変化するため、現場環境に応じて調合後の使用時間(ポットライフ)にも注意が必要

● 混ぜ方も品質を左右する

  • ハンドミキサーなどを使い、ムラなくしっかりと混ぜる

  • 気泡の巻き込みを防ぐために、混ぜすぎや回転数にも気をつける


よくある失敗と対策

失敗例 原因 対策
硬化不良 主剤と硬化剤の混合比ミス メーカー指定比率を厳守
塗膜の剥離 下地との密着不良、未熟な塗膜 下地処理と適切な塗り重ね間隔
ひび割れ 塗膜が硬すぎる、厚み不足 適正な厚みと柔軟性のある材料を選定

防水工事における塗料の調合は、見た目には表れにくい部分ですが、施工品質・耐久性・保証の全てに関わる極めて重要な工程です。施工者として「見えない技術」にこだわる姿勢こそが、信頼と安心に繋がるのです。

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