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皆さんこんにちは!
有限会社ベストテクノ、更新担当の中西です。
さて今回は
~調合~
ということで、塗料調合の重要性、注意点、現場での実践方法について掘り下げて解説します。
防水工事の仕上がりや耐久性に大きな影響を与える要素のひとつが「塗料の調合」です。正確な調合は、塗膜の性能を最大限に引き出し、建物を長期間にわたって雨や湿気から守る基盤となります。
一般的に防水用塗料は以下の要素から構成されています
主材(ベースレジン):ウレタン系、アクリル系、エポキシ系など。防水性能の核。
硬化剤:反応型塗料に使用。主材との化学反応で硬化。
添加剤・顔料:耐久性、粘度、色合いなどを調整。
希釈剤(必要な場合):粘度を下げて施工性を高める。
主材と硬化剤の比率が不適切だと、十分な防水性が得られない、または塗膜が柔らかすぎたり硬化不良を起こす原因になります。
調合不良は、乾燥不良・剥がれ・膨れ・ひび割れといった施工不良を引き起こす最大の原因の一つです。
調合比をメーカー指定通りに守ることで、材料保証・製品保証の条件を満たすことができ、安心を提供できます。
デジタルスケールを使い、1g単位での精密な計測を行う
“目分量”や“感覚”は厳禁
高温・低温下では硬化反応速度が変化するため、現場環境に応じて調合後の使用時間(ポットライフ)にも注意が必要
ハンドミキサーなどを使い、ムラなくしっかりと混ぜる
気泡の巻き込みを防ぐために、混ぜすぎや回転数にも気をつける
失敗例 | 原因 | 対策 |
---|---|---|
硬化不良 | 主剤と硬化剤の混合比ミス | メーカー指定比率を厳守 |
塗膜の剥離 | 下地との密着不良、未熟な塗膜 | 下地処理と適切な塗り重ね間隔 |
ひび割れ | 塗膜が硬すぎる、厚み不足 | 適正な厚みと柔軟性のある材料を選定 |
防水工事における塗料の調合は、見た目には表れにくい部分ですが、施工品質・耐久性・保証の全てに関わる極めて重要な工程です。施工者として「見えない技術」にこだわる姿勢こそが、信頼と安心に繋がるのです。
有限会社ベストテクノでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
有限会社ベストテクノ、更新担当の中西です。
さて今回は
~ヒアリング~
ということで、ヒアリングの重要性についてご紹介♪
防水工事は、住宅や建物を長持ちさせる上で非常に重要な工事です。しかしその一方で、施工後の仕上がりが見えづらく、技術的な内容も難解であるため、お客様との誤解やすれ違いが起こりやすい分野でもあります。だからこそ、事前のヒアリングが何よりも重要なのです。
お客様の「どこから水が漏れているか分からない」という声はよくあります。ヒアリングによって、症状の出るタイミングや場所、過去の修理履歴などを把握することで、原因の特定と適切な工法選定に繋がります。
例えば「一時的な応急処置」でよいのか、「長期間の保証を希望するのか」によって、提案すべき防水工法や使用する材料が大きく変わってきます。希望を明確に聞き取ることで、無駄な工事や不満を防ぐことができます。
防水工事は目に見えない箇所への施工が多いため、お客様にとっては「本当に必要な工事なのか?」という不安もつきものです。丁寧な聞き取りと説明を通して信頼を得ることが、契約やリピートにもつながります。
雨漏りの発生時期と頻度
被害が出ている部屋や箇所
既存の防水仕様や工事履歴
お客様の重視ポイント(コスト/耐久性/工期など)
修繕歴・他社の対応歴
図や写真を使いながら説明する:目に見えない工事だからこそ、視覚的に伝える工夫が必要です。
専門用語を避ける:難しい言葉を避け、わかりやすい表現で丁寧に説明しましょう。
不安や疑問にしっかり向き合う:お客様の「本当は聞きたかったけど遠慮していたこと」に耳を傾けましょう。
防水工事においては「信頼」が何よりの価値となります。その信頼を築く第一歩が、丁寧なヒアリングです。お客様の悩みや要望にしっかり耳を傾け、その声を工事内容に的確に反映させることで、安心と満足を提供できるのです。
有限会社ベストテクノでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは「人柄」です。
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